2010年9月16日木曜日

旅路へ

 
「onto tone triangle」synapseレーベルより発売中。 
qodibop 
1.shuffle 
やっと、プレス盤を聴けるということもあり、まず音質、レベルの大きさに感動。この曲ベースレスだけどグルーブしてるし、ギターはギターの音出してるようですごい変な響きしてるし、ヘッドフォンで聴くと、かなり色んな音が出てます。ドラムのスキルを全然見せつけない淡々とたたいている感じもクールです。 

2,one throw 
最初のシンセの音から緊張感が最高潮な曲。この曲のベースは今までの曲であまり使ってない音色な気がします。いきなり深く入る、かなりベースに沈められるもんだから。 
qoの自主レーベル「yuritona」からリリースしたCDにも収録していますが、録り直ししていて、ベースはクールで且つ前のめりになっていてライブ感が強いです。スラップでファンキーなベースプレイをあえてしない、にもかかわらずのこのビート感は、ドラムの静かに熱くなるもって行き方が平行していくからなんでしょうか。かなりすごいっす。 
リズムに全く左右されず、細い河が少しずつ幅をひろげて大河になるようなギターの高揚感が、素晴らしいです。 

3.slow throw 
サンプル音がフィールドレコーディングなんだけど、なんかそのまま使ってるのかな?ホワイトノイズもなんのその。淡々としているようで色んな音色が使われていて、どれも主張しない感じが曲全体で主張しているのがすごい。 

4,water pillar 
かっこ良すぎるしょ。前半のクールなギターの刻みとベースのグルーヴでミニマルに進んで、ドラムのぬきやロールやら細かいところを聴かせて続くのかなと思いきや、サイケデリックなギターが入ってきて、ビートもからむし起承転結あるし、かなり妖怪な1曲です。うずまき。 

olololop 
5.otitio 
CDで聴くとこんなに繊細なことやっているのですね、とまず思ってしまいました。芯のあるシンセの音から始まりドラムと同時に始まるコード進行がすごくかっこいい。余裕をたせたリズムの刻みや静かにダンスしていくドラムとシンセの音の絡ませ方やすこしづつメロディが変化したり加わったり、分厚く重くなるはずの音数が、ちゃんと浮遊感を残して終わる、あっという間の7分半、圧巻(てまだ1曲目だけど) 

6,new nice 
アジアっぽい。すごいボキャブラリーないけど(私が)、なんだかイントロが珍劇。 
olololopの曲ってほとんどイントロとサビ(?)が全然雰囲気違ったりするよね。これはもうライブで楽しみたい曲です。なんてったってvocalが大珍劇ですから。 
珍劇から始まり、ブレイクポイントは外さない、そして途中からフリージャズになってる、本当にかっこいいライブバンドです。 

7.hells fitness time 
ストレンジ4ミニッツ なにこれ。本当に変。最初のベース音がめちゃくちゃかっこよくて、ドラムはどもってビートはうねるし、隙間でエフェクトが細かく入ってるしびよんびよんぴょこぴょこしてるし、こんな構成の曲聴いたことないよね。「で、何ですか?」と思ってる間に引き込まれている1曲。これeffectorが大変そうです。 

8,ooikports 
アミニズムアニミズム。呪術的。ペンタトニックなフレーズと西洋音楽のフレーズがまざり無国籍満載、かなり民俗音楽。ドラムの原始的リズムがかなりの高揚感と開放感。音の細かいリバーブ感やディレイ感で曲の抑揚がさらについてる。サンプリングやエフェクトのかけかた、見せ方から10分以上の曲を飽きさせず魅了させる構成、すべてが尊敬の1曲です。 

全国ツアーが始まります。詳しくはqodibop.comへ。 
彼らにおいて行かれないように、そして彼らと音楽家として並んで歩けるように。
今は楽しく精一杯やるだけ。
明日の夜フェリーで旅立つそうです。 
いってらっしゃい。

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